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パグ大好き.com>鼻の病気


人間は風邪をひくとよく鼻がつまったり、鼻水が出たりする症状がでますね。花粉症の方などは、毎年春になると鼻づまりに悩まされているのではないでしょうか。鼻がつまっているとにおいがわからないばかりか、息苦しいし食事の味もよくわからなくなるしという事でいいことがありません。ひどくなると頭痛が起こったり、中耳炎を起こしてしまったりと、二次的に他の症状がでてきてしまうことがあります。

人間の場合は鼻の長さが短く、鼻の粘膜が薄く過敏であることが原因でこのような症状が起こります。犬の場合は鼻も長く呼吸器が比較的丈夫で、あまり風邪もひかないので鼻がつまるという症状が起こりにくいようです。しかし犬も生き物ですから風邪をひく場合もあります。熱を出したり、目立たなくても鼻水が垂れていることもあるのです。

犬は大抵鼻が濡れていて、しょっちゅう舌で鼻を舐めてしまうので鼻水が垂れているかどうかがなかなか確認できません。しかし犬の様子を良く見て、粘り気のある鼻水や少し色のついた膿のような鼻水が出ていたら要注意です。ジステンパーという伝染病にかかっている可能性があるからです。このような鼻水が出ていたら、まずはかかりつけの獣医師に診察してもらいましょう。

その他に鼻水が出る病気の例をあげると、鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)をはじめ、鼻に異物が入っていたり、歯周病であったりするようです。反対に鼻が乾きすぎているときも具合が良くないことが多いです。単に乾燥しているだけということもありますが、発熱していることもあるので耳や腿などで体温を確認してあげましょう。

また犬も鼻血をだすことがあります。異物で傷がついたり、口腔内に怪我をしていたりすると鼻に血液がながれていくことがあります。また腫瘍などがあって出血することもあるので、気になるときは獣医師に診察してもらいましょう。鼻血が出たときはガーゼやコットンなどを鼻に詰めてしまうと、鼻の奥に入りこんで取れなくなってしまう可能性もあるのでやめましょう。

さてその他の鼻の病気というと、特にパグやペキニーズなどの小型犬の中でも短吻型の犬に多い疾患があります。生まれつき鼻の穴が小さい「鼻腔狭窄」という病気です。フレンチブルドッグなどにも発症します。鼻の穴が小さく、空気の通り道が狭くなっているため呼吸をするときに空気をうまく吸うことができなくなるのです。

運動をしたり興奮したりしたときに、鼻をぶーぶーと鳴らしたり鼻水を飛び散らせたりといった症状がでます。また寝ているときのいびきの音が、通常より大きくなることもあります。呼吸がうまくできず、常時酸欠の状態からチアノーゼを引き起こすこともあるので、舌の血色などに注意をしてあげてください。

鼻腔狭窄は成長とともに落ち着く傾向がありますが、手術によって鼻腔を広げることで改善させることも可能です。また、これはもともとは遺伝性の先天性疾患です。代を重ねるごとに重篤になることもあるので、繁殖を考えている場合はその子に鼻腔狭窄がないことを確認してからにしましょう。
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